当倶楽部の一番の売りはコースである。ものすごく距離が長いわけでも、フェアウェイがものすごく広いわけでもない。しかし、コースのメンテナンスの良さ、戦略的なレイアウトが素晴らしい。フェアウェイトとラフはしっかり刈り高を決め、その境をはっきりさせることでコースにメリハリをつけ、コースをセパレートしている林の中もしっかり雑草が処理され、落ち葉も綺麗に掃除されているなど細かな気配りがなされている。バンカーには角がとれサラサラになった上質の川砂を敷き詰めており、やわらかな砂は見た目の美しさに反して難易度が高い。そのようなバンカーが要所要所に配され戦略性を高めている。また適度なアップダウンもあり14本全てのクラブを使用して攻略していかなければならない。飛ばし屋にはツーオン可能なロングホールやワンオン可能なミドルホールもあるが、ミスショットにはしっかり罠が待ち構えているので、自分の技量に合った攻め方をした方がよい。特にロングホールではラフが芝がしっかりしているので少しでもラフに入ると、2打目を刻まないと大叩きしてしまうこともある。挑戦意欲も湧くがそれを自制する精神力も試されるだろう。ビギナー、上級者のボールの落ち所をそれぞれ想定してフェアウェイの広さを調整したり、ティーマークの位置や向きを変えることで、誰でも楽しめるような工夫もされていたりと、スタッフの努力の成果が現れている。
コース内にある宿泊施設のコンセプトは「フリー」。チェックインの時間も制限はなく、宿泊したらハーフプレーは無料となるので、14時頃までにラウンドスタートできればハーフプレーも可能であるし、日没了承ということであれば、それ以降の時間でもラウンドすることもできる。翌日に向けての練習として数ホール回ってみるのも楽しい。また、飲食持込みでレストランスペースを使用することも可能。製氷機やレンジ、グラスなどの食器も貸し出してくれるので、クラブハウスのレストランが閉まった後でも大丈夫。ホテル内にはバーもあるのでクラブハウスのレストランで軽くアルコールを補充した後は、ゆっくりバーで嗜むのもよい。もちろん食事はクラブハウスにて食べることができ、夕食は和・洋のコース料理から選ぶことができる(ラストオーダー21時)。ハーフプレをし、お風呂で疲れを癒し、レストランで食事を堪能し、ゆっくり休んで翌日のラウンドに備える、そんな充実した時間を過ごせるのが黒磯カントリー倶楽部である。
ゴルフ場周辺情報 | |
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観光 | 道の駅東山道伊王野、那須サファリパーク、りんどう湖ファミリー牧場 |
レジャー | 那須ガーデンアウトレット、那須ハイランドパーク |
グルメ | 大田原牛(とちぎ和牛)、焼きたてパン |
お土産 | 取れたて野菜(ふるさと物産センター) |
宿泊 | 施設隣接ロッジ |