葉山国際カンツリー倶楽部

開場50年を目前に控えた名門。首都圏屈指のリゾート地「葉山」の名を冠するに相応しい、美しく雄大な36ホールズ

　首都圏から最も近いリゾート地と言えば？そう問われるとほとんどの人が迷わず「葉山」と答えるだろう。車でも電車でもアクセスは良く、それでいて都心にはない美しい景観と豊かな自然、そして穏やかな気候に恵まれている。地名の響きだけで憧れを抱く、「葉山」とはそういう特別な場所だ。
　その葉山に開場して50年になる名門コース、葉山国際カンツリー倶楽部。50年もの間、多くのゴルファーに愛され続けているのにはいくつもの理由がある。まずは景観美、東京湾・相模湾・伊豆大島・アクアラインを望む大パノラマには誰もが息を呑む。天候が良ければ、西に富士山、北にスカイツリーを眺めることもでき、各所の景観を1日で満喫することができる。そしてコース、妥協を許さないメンテナンスは目の肥えたゴルファーも納得するはず。安田幸吉・小寺酉二設計の豪快なダイヤモンドコースと赤星四郎設計の繊細なエメラルドコースから成る全36ホールでのプレーは、ゴルフの醍醐味とは何なのか再認識させられる。
　充実したゴルフをより素晴らしい一日へと昇華させるのは、洗練された設備の数々。クラブハウスは“くつろぎ”をテーマに設計され、ゆったりと充実した一日を過ごすことができる。VIPルームはマホガニーの腰壁や格調高い調度品に囲まれており、窓からは御影石と白砂による日本風の中庭を眺める趣ある造り。
　また、これまでの歴史を重んじるだけでなく未来へ向けての取り組みも行っている。ジュニアゴルファーの育成だ。昨年は日本女子アマへの出場を決めた者もおり、数年後には葉山国際カンツリー倶楽部から多くのプロが誕生することだろう。
　すべてがハイクラスなゴルフ場。ここのメンバーになることで周囲から羨望と憧れの眼差しを受けてみるのはどうだろうか。

　注目したいのはランチ。葉山というリゾート地にある名門コースへ来場するゴルファーとなれば、当然のごとく皆舌も肥えている。上質を知る彼らの舌を満足させることは容易ではない。
　まず食材は地元の物を中心に厳選。葉山といえばやはり三崎や湘南の海産物と三浦の野菜。これら鮮度バツグンの食材を調理するのは40年以上のキャリアを持つベテランシェフ。多くの人が納得できる味を提供できるよう、メニューは和洋中バランスよく取り揃えている。特にオススメなのは三崎鮪の上鉄火丼、定番の人気メニューで根強いファンが多数。ブランド鮪の味を堪能できる逸品なので葉山の地が初めての方には是非食して頂きたい。女性からの支持率が高いのは手毬寿司御膳、見た目にも可愛く食べやすさに配慮された一品。こちらは期間限定のメニューだが、趣向を凝らしたメニューが多いので、次はどんなメニューが登場するのか楽しみにしている女性客も多い。そして、展望の良いレストランから眺める葉山の景観美が、食事の美味しさをより一層引き立たせてくれる。